先週の東京株式市場は、日経平均株価が9,607円で終わる形となりました。
9,500〜9,700円ぐらいの狭いレンジでの値動きが続く1週間でした。
週末にあった東京電力の決算発表では、大幅な赤字を計上しました。
もちろん予想されていたこととはいえ、これが週明けの相場でどう判断されるのかは気になるところです。
復興による業績改善への期待から、株価上昇が期待される業種もあるので、単純には行かなそうです。
海外に目を向けてみると、アメリカの経済指標が弱含んでいるのも気になるところです。
フィラデルフィア連銀製造業景気指数が連続で悪化しており、この後発表される製造業や住宅関連の指標もそれに続いてしまうのか注目されています。
今のところこうした外部要因の不透明感が増している状態なので、うかつに身動きがとれない状況にあります。
現在の日本市場は確かに膠着感が強いと判断されますが、株価が震災前の水準にまで戻している銘柄が数多くあるのも事実です。
今年の後半に向けては、そうした実力銘柄を吟味するのがポイントとなるでしょう。
これまでずっと気にしている為替相場を見ると、まだ本格的なトレンド形成となっていないものの、円安方向に進んでいます。
狭いレンジでの値動きとなっており、こちらもどちらの方向に進んでいくのか目が離せません。
様々なニュースに注目する必要がある上、色々なサプライズで荒れる展開も予想されるので、トレードで十分注意をすることに変わりはありませんよ!